2013年7月30日火曜日

7月29日(月) オランダ・Roosendaal クリテリウムレース

距         離: 80km (29周)
出走者数: 68名    
天        候: 晴れ時々曇り  
気        温: 23℃

今日のレースは、滞在している場所から車で30分くらいの街で行われた。会場が近いのでホテルのオーナーが応援に来てくれていた。プロ選手のレースの前座として自分達などのアマチュアレーサーが走った。大きなレースなので、会場にも驚くほどの観客が足を運んでいた。距離は、1周約2.6km × 30周で80kmのクリテリウムレース。2.6kmの約2kmくらいは、レンガ道で常にガタガタしていて走りにくい路面が多かった。タイヤの空気圧を低くして臨んだ。

レーススタート。前半から積極的に動けて一度、周回賞にも絡むことができた。今回のレースは盛大な雰囲気でお祭りの様な感じで、走っているだけで沿道から沢山の応援が飛び交うので楽しい雰囲気だ。強い選手の位置を確認しながら、集団先頭で走行した。半分の周回が過ぎたあたりで約10名程度が先行し、周回賞のスプリントで抜け出していた数名の選手が通過後の勢いでアタックを決めたのだ。自分が中盤に下がり、スプリントに参加していない時に逃げが決まってしまったのだ。まさかこの逃げが決まるとは思わなかった。

今回、レース中のルールをしっかり理解出来てなかったので、体力の使い方や走り方を間違えてしまい最終的に結果にも響いてしまったのだと思う。周回賞は、毎周回貰えるわけではない。初めての出場でシステムも把握出来なかったが、トラックレースのポイントレース形式のようなかんじで、周回賞が貰えると聞いた。そのためマークしている34番の選手が先頭でもがくようなことがあれば自分も参加していた。それに、一位通過だけがポイントを貰えるのかどうかも分からなかった。アナウンスが一番の情報だが、紛らわしくゴール前で小さな黄色の旗を振っている女性が居たのだ。自分はずっと理解できずに走行していた。アナウンスを聞いておそらくポイント周回であると思われ、女性が黄色い旗を振っているときはスプリントに参加していた。
この周回賞は、単に賞金がもらえるだけのことだがビックレースということで賞金が高いであろうと考えて不覚にも力を使って走っていた。今日のレースでの目標を明確に決めるべきだったと反省した。結局は最後のゴール着順がその後にも、一番重要な成績に関係してくる。目先の事だけを考えてしまい、意味のないレースをしてしまった。終わってみれば、前半に稼いでいたと思った周回のポイントも少しだけしかなく賞金は少なかった。
半分の周回が終わったあたりで逃げ集団ができた、その後は第2集団で追走していた。逃げているなと思いつつも、女性の旗振りと、アナウンスは時々あった。第2集団なはずなのに他の選手は毎周回本気でゴール前でもがいていた。おかしいと思うが、後退してはいけない、ポイント制だからもがくのか?と思って、残り10周切るくらいまで考えが足りないまま、走っていたのだ。途中で2名の選手にここは先頭?と聞いたのだが返答は無かった。さらに混乱した。
追走だからペースも上がる、風も吹いていたし、常にレンガ道なので冷静に状況把握が出来ていなかった。レース中、山宮コーチの場所も確認しずらく、山宮コーチが居てくれた場所は偶然レースが激しく展開される場所で尚更情報が確認しずらかった。

約10周が過ぎたあたりで山宮コーチに先頭グループなのかを確認したら、13名が逃げていると。無駄なエネルギーをずっと使っていたと後悔し、集団後方に下がってしまう。周回が過ぎ同じ集団内から数名が抜け出していった。ただでさえここまでのデコボコ道のレースを経験するのは初めてで、おそろく予想以上に身体は疲労もしていたのだと思った。数名が抜け出しをはかって行くが、反応できていなかった。
最終的に、前を走る選手数は27人と分かり、残り3人までがゴールでの賞金がもらえる仕組みだった。そのため自分が取り残されたグループでも最後だけ頑張ろうとする選手が多数居た。
結果的に僕は33位だった。

レース後に車輪を確認したら、後輪にガタが出ていた。それほどまでの衝撃があのレンガ道を時速50kmで走ることで受けていたのだと思い知った。
レースの反省点は意識の問題として、周回賞の度にポイントを可能なだけ獲得し、逃げに乗りゴールで一番を取ると考えていました、しかしやはりレースをしに来ているので、周回賞ではなく結果を一番最初に求めなければならなかったことです。
二つ目にルールをしっかり理解しレースに臨むこと。ルールを曖昧な理解のままレースに参加してしまい、勝利への不必要なエネルギーを使ってしまった。
三つ目に路面状況が悪く下ハンドルをキープしたままの走行が多かったのと、焦りから前方をよく確認出来ていなく、逃げ集団を見失ってしまったこと。秒差は約30秒程度で、河川を挟んでコースがあるがお客さんも沢山沿道に居て、木々も立っていたので先頭が把握しにくかったのかとレース後反省しました。30秒程度だと離れすぎてもいないので、橋を渡ってもちょうど見にくい間隔で走っていたのだと思う。また風も吹いていたので前を走る選手の体に隠れて走っていたため逃げ集団を確認出来なかった。

今日のレースでは、良かったと思う点もあった。
周回周を重ねるごとにレンガ道の走り方が分かってきたというか、デコボコの路面で出来る限り弾まないような走行方法や、適正なギアを選んでレンガ道を走れるようになっていたと感じた。ダンシングでもギア比を意識して行った。ほとんどが下ハンドルを握っていたと思う。ペダリングも重要だと思った。足首の柔軟性も必要不可欠だと。
また、コーナーリングでも早く曲がることができ、立ち上がりも後ろを離せる勢いで走れていたので、上達したかと思うことがあった。
毎回レースを走り、自分の弱点が発見できる。このマイナスをプラスに変えていけるよう努力していきたいと思います。

一戦一戦大切に。